工務店・設計事務所調査票

工務店・設計事務所調査票

宮崎県産材を活用していただいている工務店・設計事務所の情報の調査票です。回答していただいた内容は、木連HPに掲載させていただきます。

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新築住宅柱材プレゼント(最大100本×500棟程度)

「みやざき材の家」県産材消費緊急支援事業 《 新築住宅支援(柱材プレゼント)》(県補助事業)

新築住宅を建築する施主様に、家一棟分の柱材を提供します。

500棟程度の新築住宅に、県産柱材を100本を上限として提供します。

詳細は、下記応募要領でご確認ください。

柱材プレゼント 応募要領(PDF)(10/30改訂)

柱材プレゼント申請書・報告書等 一式(EXCEL-zip)

柱材プレゼント申請書・報告書等一式(PDF)記入例(PDF)

案内チラシ(PDF)

10/28 柱プレゼントQ&A改訂(PDF)

10/28 柱材の提供方法について〔施工者向け〕(PDF)

10/28 申請時の注意事項(PDF)

10/30新着 事業の締切日を変更しました。 完了届の提出期限 : 変更前2/28 → 変更後3/15

1/19新着 現在の受付件数は246件です。みなさまのご応募をお待ちしています。

1/22新着 完了届等提出時にご確認ください(PDF)

木の家を知る

木の家を知る

 ヨーロッパは「石の文化」といわれるのに対し、日本は「木の文化」と言われています。

 世界遺産条約に登録された世界最古の木造建築物である「法隆寺」は、柱、梁などの主要構造材には1000年以上を経たヒノキが使用されています。

 ヒノキは、千葉工大の小原二郎教授の研究によると曲げ強度や圧縮強度は200年ぐらいまでは少しずつ増大し、その後は漸減し1000年経った今日、創建当時とほぼ同じ程度の強度を保っているとされています。

 法隆寺は、創建から1300年余を経ていますが、さらに1000年以上は今日の姿を持ち続けるであろうといわれています。

 木は伐られて建築物に使われてからもなお生き続け、その美しい姿を保っているのです。

「木の家っていいよね」って感じるのはなぜ?

 私たちは、年輪や木目を見ると、何かしら心が和むのを覚えます。これは日本の美意識や自然観によるものといえますが、なぜ木造住宅に快適さを覚えるのでしょうか?その1つに「木目」が要因だと言われています。

 東京工業大学の武者利光教授のグループは、電気通信の際に生ずる電波の揺れ(通信雑音)の1つである「f分の1の揺れ」が快適さと関係があると述べております。つまり、「規則的」なものと「不規則的」なものが調和状態のとき「f分の1の揺らぎ」であるとし、その時、人々は心地よさを感じるというものです。

 これを身近なものにあてはめると、物の手触り、模様、美術、音楽にいたるまで「f分の1の揺らぎ」をもつものがあることがわかりました。例えば木の柾目模様、イグサを11本編んだ畳、太さのまちまちな手打ちうどんなど、それぞれが全て画一的でなく、ところどころ味わいのある形状をしていますが、この規則的なものと不規則的なものが調和されている状態に、やすらぎを覚えるというわけなのです。

 プラスチックや金属に木目模様の印刷されたものや、木目が印刷された紙やフィルムをはりつけたものをよく見かけますが、これは木目の模様がやすらぎを覚えるために取られた一例です。
 このように木目や新しい畳をみて、心地よさを覚えるのは単に感触だけではなく科学的理由に基づいているのです。

 木材が持つ効用 
 木の家は、木目を見て心地よさを覚えるだけではありません。
 木材が持つ効用にも、心地よさの秘密があるのです。
①湿度の調節機能
 密閉した押し入れの布団や衣類が湿り気をおびていたり、壁にぴったりつけたタンスにカビが生えたりした経験はありませんか? これは「結露現象」によるもので、室内の温度が異常に高くなった場合や室内と室外の温度の差が大きくなった場合に発生します。木材は全く「結露現象」が生じないわけではありませんが、保温性が良く、冷えにくい上に吸湿性があるために結露が生じにくく、万一生じても水分を吸収し結露を防ぐ機能を持っています。

 身の回りにある木材を触ってみると一見水分は感じられませんが、師管という組織に、見えなくとも水分を含んでいます。乾燥状態の木材では、重量の12~15%程度の水分を含んでいます。例えば、軸組構法木造住宅に使用される柱には10.5cm×10.5cm×3mの角材が使用されますが、これにはビール3本分の水分が含まれています。そして、湿度が高くなると30%位まで空中の湿度を吸収し、乾燥するとこれらの水分を放出します。

 このように、木材は周囲の湿度に応じて空中の水分を吸収・放出する、「湿度の調節機能」を持っていますが、無機質材料にはこのような作用が出来ないため結露を生じてしまうのです。

②熱を伝えにくい機能
 木材の主な成分はセルロースやリグニンです。リグニンとは、簡単に言うと細胞壁を固めるための接着剤の役目をしています。セルロースとは、植物の細胞壁や植物繊維の主成分です。

 熱が伝わる物差しとして「熱伝導率」があります。熱伝導率とは、熱の伝わりやすさを表す値を指し、数値が大きいほど熱を伝えやすいということを表しています。この熱伝導率によると、水を1とした場合、木材は0.5、鉄は105と、鉄は木材に比べ200倍も早く熱が伝わることが示されています。ちなみに、コンクリートは木材の3~4倍の早く熱が伝わるのです。

 床の材料の違いによる足の冷え方について、名古屋大学環境医学研究所が実験した結果は次の通りでした。

 このように木材を使用した床は足の皮膚温度をほとんど奪いません。これは、木材は優れた保温性や断熱性を有しているため、快適な住環境を作る優れた住宅資材であるということにつながります。

 昔から風呂場のスノコや鍋の捕り手に木材を使用しているので、熱を伝えにくい木材の性質を活かした生活の知恵といえます。

③弾力性の機能
 屋内を歩くとき、床が硬いと、その歩くときの衝撃をすべて足で受けなければなりません。そのため、硬い床は歩きにくく、足に疲れを覚えてしまいます。また、歩いているとき、体重の2~3割の力が足の関節に係ると言われ、関節の負担も大きくなるのです。

 木材は衝撃を適度に吸収する材料のため、子どもたちの膝や足首への負担を軽減されます。

④光と音の吸収性
 目は人体の中で最も敏感な器官であり、目が疲れるとやがて体全体の疲れが出てきます。

 人間の目は住まいの中でもまぶしさを嫌い、落ち着いた光を好みます。人間の目には反射率5060%の光がもっとも心地が良いとされております。住宅などで天井や壁には木材や艶のない凸凹のある材料を使い直射日光が目に入らないようにしているのはこのためです。

 人間に最も適した反射率はヒノキや畳で、スギや障子紙がこれに次いでいます。

 軸組工法木造住宅の和室にスギやヒノキの柱、スギの天井板、障子、畳を使っているため光が優しく住む人の気持ちを和やかにするのはこれらの材料の持つ性質によるものです。また、木材は目に悪い影響を与える紫外線を吸収する働きが最も強い素材といわれています。

 また、木材には適度の吸音性や残響効果があります。

 世界的なバイオリストであるアイザック・スターンから最大の絶賛を受けた宮崎県立芸術劇場コンサートホールは内装にケヤキ(綾営林署産)をふんだんに使い、通称「ケヤキホール」とも言われ音響に最大の配慮をしています。

 このように音の響きに気を遣う場所の材料として、木材は最も適しています。

 下のグラフは、木材の吸音率を他の建材と比べたものです。人の話し声の中音域にあたる周波数(500ヘルツ)で調べたものですが、ガラスやコンクリートに比べると、木材や畳の吸音率が良いことが分かります。

⑤木材の強さ
 鉄と木材はどちらが強いと思われますか?

 同じ太さの鉄と木材を引きちぎろうとすれば、鉄の方が木材よりも強い力を必要とします。

 しかし、同じ重さの鉄と木材で比べてみると木材の方が強いのです。また、重さあたりの圧縮強さを比較しますとスギ材ではコンクリートの5倍、引っ張り強さでは4倍の強さがあります。

 わが国のように地震の多い国では軽くて強い木材で住宅を造ることは大きなメリットがあります。同じ震度の地震で建物が受ける地震力(振動エネルギー)は建物の重力に比例しますので、同じ強度の住宅であれば、木造住宅の方が地震に対しては被害が少ないと言うことになります。

 過去の大きな地震被害の調査結果をみても、必ずしも木造住宅が倒壊し鉄筋コンクリート住宅や鉄骨造りの住宅が残ったと言うわけではありません。

 新潟地震では木造住宅はほとんど殆ど倒れておりません。関東大震災のときは鉄筋コンクリート建造物の5%が倒れたのに対し、木造建築物では1%しか倒れなかったそうです。

 平成71月の阪神・淡路大震災では木造住宅が大量に倒壊し、木造住宅は地震に弱いと言う風説が飛び交いましたが、倒壊した木造住宅の多くは昭和55年の建築基準法改正前の住宅であり、改正後の建築基準法に基づき建てたものであれば、地震に対し軸組工法木造住宅が鉄筋コンクリート造り・鉄骨造や2×4工法住宅より弱いということではありません。 

 木の家の疑問 

 

Q.木の家って長持ちしないの?

A.正しく使えば、耐久性は高いです。

「木の家は良いが、腐って長持ちしないからなぁ」との意見もありますが、はたしてそうでしょうか?

木造住宅は湿気が腐れの要因であり、これは45㎝の床高の影響によるものと思われます。床高を10㎝高くすると住宅の寿命は10年延びるといわれており、通風を良くし雨漏りさえ防げば木造住宅でも50年以上は耐えられるものです。

 

「しかし、住宅金融公庫における木造住宅の融資期間は25年となっているので、これが耐用年数ではないのか」との意見もあります。

住宅金融公庫では、おおよその寿命を借入れた人の返済能力を建物の担保価値に組み合わせて決めたものであり、これが正しい寿命と言うわけではありません。

また、「腐る=住宅の寿命」と考える方も多いかと思いますが、住宅の部材すべてが一度に腐るわけではなく、痛んだ部分を取り替えることで、住宅の若さを取り戻すことが出来るのが軸組工法木造住宅の特色の一つです。

さらに、住む人の環境や家族構成に応じて増改築が容易にできます。他の工法の住宅では、軸組工法木造住宅のように部分的な手直しが簡単には出来ず、場合によっては全面建替えとならざるを得ないことも少なくありません。

軸組工法木造住宅は、良い材料を使い、建築基準法に定める基準に従いしっかりとした工事を行い、住む人が適切な手入れをおこなえば50年はおろか100年でも十分に耐えるものと言えましょう。

 

Q.木の家は火災に弱いの?

A.作り方を工夫すれば、「耐火性」を高められる。

 木材は燃料の主役であったくらいなので、燃えることは事実です。しかし、ペラペラ燃える木材は2.7mmn合板などの薄いもので、10mm、20mmの合板になるとなかなか燃えません。同様に、45mmしかない角材はわりと燃えますが、105mmの柱や300mmもある太い梁のようなものだと燃えにくいものです。

 木材の燃焼速度は1分間に0.6mm程度なので、30分間で18mm、両側から燃えても36mmにしかなりませんので、それ以上の厚みや太さがあれば木造住宅は燃えても倒壊しないで済むのです。

 木材は高温下でも柔らかくなりませんが、鉄骨は高温になると曲がります。梁に軽量鉄骨を使用するよりは集成材など木材の方が、はるかに抵抗力があると言えます。

 財団法人日本住宅・木材技術センターは、昭和611月に東京営林局東京木材サービスセンター構内において実物大の木造住宅の燃焼実験を行いました。この実験には真壁式木造住宅が使われました。この住宅には管柱は12cm角材、通柱には15cm角材と骨太の構造材を使用、サッシには木製サッシを使用し、各部屋を壁材で仕切る等の耐火構造としております。

実験の結果、着火後55分経過しても二階への延焼はなく木造住宅も造り方によっては耐火性を高められることを立証しました。

 

火災になると有毒ガスが発生し死亡者が出るなどして社会問題となり、ホテルやデパート等の大きなビル火災のたびに法の規制が強まっていますが、これらの有毒ガスは、プラスチック系統の寝具、衣類、器具、断熱材、内装材(壁面塗料、壁紙、ジュータン、カーテン等)などから出る塩素系ガスが主体であり、木材からはこのような有毒ガスの発生は多くはないです。

近年の軸組工法木造住宅は、外壁に耐火材を使用し、ふすまの難然化、天井の裏に石膏ボードを捨て張りしたり、構造材に骨太材を使用するなどして耐火性の向上に努めており、木造住宅が火災に弱いと言うことではありません。

 

Q.木の家は地震に弱いの?

A.建築基準法で要求される壁量を持ち、接合部を金物で緊結し、かつ常識的な間取りのものであれば、震度7の兵庫県南部地震のような極めて強い地震を受けても充分耐えうります。

 平成8年、宮崎県は、県産材を使用した軸組工法木造住宅「みやざきの家」仕様の実物大の実験棟による耐震実験を行い、耐震性の検証を行いました。

実験は上述の多度津工学試験所の振動施設を使用し、神戸海洋気象台で観測された兵庫県南部地震の地震波(横方向818ガル、縦方向332ガルの2軸)を再現し、平成8124日~26日の間実験が行われました。

当日使用された実験棟は、平均的な住宅の間取りに外装は広く採用されているサイディングボード張り、内装は1室を除いてプラスターボード張り、屋根はセメント釉薬瓦葺とし、構造材は「みやざきの家」仕様に基づき、管柱に県産スギ12cm角材、土台に県産ヒノキ12cm角材を使用しました。また、柱等は含水率20%以下の乾燥材のプレカット加工材を使用し、基礎と土台の間にはエアパッキンを使用したものとし、筋違いを減らしていく等など条件を変えながら徐々に建物の強度を弱くしながら、延べ6回の実験を行いました。

実験の1回から4回までは、仕上げ等に軽微な損傷が観測された程度で、特に大きな構造的な被害は観測されませんでした。

56回目の実験は通常の建物の状態ではなく、学術的なデータを得ることに主眼をおいた実験であったため、構造的な被害に併せ、一階部分の傾きが残りましたが、倒壊することなく持ちこたえました。

実験を直接担当された工学院大学の宮澤助教授は「筋違い等が適切に設置され適正な工事が施されていれば、在来軸組工法による木造住宅でも、兵庫県南部地震程度の地震に対して十分耐え得る」と述べておられます。

このように宮崎県が行った実験、財団法人日本住宅・木材技術センターが行った実験等をみても軸組工法木造住宅が地震に弱いということはないことが分かります。

 

Q.木の家は建築費が高いの?

A.作り方にもよるが、木の家も建築費は実質的には安い。

軸組工法木造は、その工事仕様により価格にかなりの幅があります。一般的な住宅であれば本当は木造の方が安いはずです。軸組工法木造住宅といえば数寄屋風のお金のかかる家と考えている方が意外と多いのです。

下の表をご覧下さい。

都道府県ごとの構造別工事費予定額

年次2014年2015年2016年2017年2018年
木造1,565,3911,216,7851,049,6901,044,5551,398,827
鉄骨鉄筋コンクリート造6,713,1803,235,5463,962,3238,302,7111,956,365
鉄筋コンクリート造 30,353,93425,450,818 28,637,40328,834,41623,083,295
 鉄骨造 14,710,476 10,651,848 9,854,069 26,736,467 15,721,153
コンクリートブロック造 14,190 7,390 147,320 9,706 6,804
 その他 54,693 313,398 848,704 53,788 221,379
 

(参考:e-Stat「建築着工統計調査」)

木造は、この表の中で2×4住宅、木質系プレハブ、軸組工法住宅の合計が計上されておりますので、軸組工法だけの単価は不明ですが、他の工法より高いということはありません。

地域による格差もありますので軸組工法木造住宅が鉄骨造よりはるかに廉価な場合も少なくありません。工事仕様により費用に相違が出てくるわけですから一概に木造が高いということはないことをご理解頂きたいと思います。

 

Q.木の家は住心地って悪いの?

A.木材の持つ特性を活かし、適切な竣工により、木の家は高い居住性(住み心地)を確保できます。

軸組工法木造住宅は居住性が良いと言っているのは、材木屋や林業家の手前味噌で一般の方々は必ずしもそうは思っていないと言う批判があります。

軸組工法木造住宅はガタピシで隙間風吹くというのがアルミサッシの宣伝文句で、この隙間風によりエネルギーが出入りするので木製サッシは非省エネルギーであると言うのが彼らの謳い文句でした。ガタピシするのは何も木材自体が悪いのではなく、そのような粗雑な建具を造ったことが悪いのです。

アルミニウムの熱伝導率はスギに比べると1,700倍もあり、このアルミニウム部分を通じてのエネルギーの出入りは無視出来ない量であるはずなのに、かつての木製建具が粗雑であったために木製建具が悪者にされたものです。

それから熱容量の問題があります。

コンクリートの住宅は冬は建物自体が太陽熱で暖まり、それが夜になっても冷えないので暖かいということがありますが、木造住宅はその逆になります。

しかし、夏はこの逆でコンクリートの住宅では夜になっても熱が冷めないで、一晩中クーラーなしでは眠れないということになります。

木造住宅の場合は風を通せば涼しく、一晩中クーラーのお世話にならなくはならないと言うことは少ないと思います。「住まいは夏を旨とすべし」とは兼行法師の有名な言葉ですが長い歴史の中で培われたのが軸組工法木造住宅であり、温暖多湿なわが国の環境に最も適した住まいなのではないでしょうか。

木材には熱を伝えにくい長所と室内の湿度を調節するという特徴も持っております。

最近建築される美術館等の宝物庫や図書館の図書収納庫には高度なエアコンが設備されておりますが、内装に木を使ったものが殆どであり、図書棚にも木製の棚が使用されております。

これは、エアコンだけでは微細な調節が出来にくいことによるものと考えられますが、人間の生活においても同様のことが言えるのではなでしょうか。

その他、軸組工法木造住宅は、ライフスタイルに合わせて間取りの変更や増築が、他の工法より容易に出来るなど居住性については優れた特色を持っておりますことをご理解頂きたいと思います。

木を知る

木を知る

「木」を思い浮かべてみると、どんな形の木を連想しますか?

 絵で試しに描いてみると、スギのような上に伸びている円錐形の木や、サクラのように枝分かれして横幅に広がっている木の2パターンを描く場合が多いかと思います。実は、この2つの特徴的な樹種はそれぞれ「針葉樹」と「広葉樹」に分類されるのです。

 針葉樹は、上記であげた「上にまっすぐ伸びている円錐形の木」が該当します。葉の形は文字通り針のように細くとがった形状が一般的で、また、冬でも葉を落とさない「常緑樹」の木がほとんどです。代表木はスギやヒノキ、モミなどがあります。比較的軽くて強い性質のものが多いので、木材として使う際は、建築用の柱や梁に使われます。

 一方、広葉樹は、「枝分かれして横幅に広がっている木」に該当します。葉の形は、広くて平べったい形が一般的で、針葉樹のように「常緑樹」もあれば、冬になると葉が落ちる「落葉樹」もあります。代表木はケヤキやサクラなどがあります。木の性質としては、重くて硬いため、家具や内装材に使うことが多いです。

長寿の生物、木

 木は寿命が長いもので5000年を超えるものもあります。世界遺産条約に登録された日本の屋久杉は2000~3000年の樹齢のものが多く、なかには7000年といわれる縄文杉もあります。

 なぜ、木は巨体を保持し長寿を保てるのでしょうか?
 それは、「リグニン」と呼ばれる物質のおかげです。
 この聞き慣れない物質は、元来、植物にとって有害な排出物でしたが、植物の進化の過程で水中生活から陸上生活に変わると、そのとき水中に排出していたものを体内に取り込み無害化するという絶妙な処理をやってのけたのです。
 この体内に取り込まれたリグニンが、木材繊維を構成する細胞壁にセメントを塗り固めたようにビッシリと張り付いて接着剤の役目を果たし、これが樹木全体を極めて強固な、そして長生きする性質を持つことにしたのです。 

リグニンとは?:「独立行政法人森林総合研究所」HP  https://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/kouho/mori/mori120/mori-120.html

なぜ森林浴をしたくなるのか

 例えば、日々の生活の中で疲れたときや気分転換をしたいとき、森林浴をすると、清々しさを感じ、身も心もリフレッシュした気分になりませんか?

 そのリフレッシュさせる効果のもとが「フィトンチッド」と呼ばれる、樹木が放出する香りなのです。
例えば、日々の生活の中で疲れたときや気分転換をしたいとき、森林浴をすると、清々しさを感じ、身も心もリフレッシュした気分になりませんか?

 この言葉はロシア語で、フィトン=「植物」、チッド=「殺す能力」からつくられた造語で、植物から出る揮発成分は殺菌作用があるという意味になります。

 「殺す能力?」と一見恐ろしく聞こえるかもしれませんが、実は、木には「殺菌作用」があるのです。

 植物や樹木は、細菌やカビ、害虫などの外敵を寄せ付けないように、また、樹木の傷口から病原菌が感染しないよう、樹木が放出する香りに中に殺菌作用のある物質を発散して身を守っているのです。

 また、殺菌作用はそれだけではありません。森の中には動物の死骸や糞尿などの堆積物がありますが、それらの臭いを全く感じさせないのは、フィトンチッドが空気を浄化・消臭する能力があるためなのです。

 フィトンチッドは森林の空気をすがすがしいものにすると同時に、人間の健康にプラスの働きをします。

 共立女子大学で教鞭を取っていた神山恵三教授は「木が放出する特殊の成分が、それを吸い込む人たちの心を和ます鎮静作用がある」と述べておりますが、いわゆるこれが「森林浴」の効果のもとなのです。

木は地球温暖化を防ぐ

 人間の活動によって増加した、大気中に存在する二酸化炭素、メタン、一酸化窒素などの気体を「温室効果ガス」と呼びますが、地球温暖化の原因は、その温室効果ガスが太陽の熱を吸収し大気が温室のように地球を暖め、温室効果ガスの濃度が上昇し、地上の温度も上昇してしまうことが原因だと考えられています。

 地球温暖化を防ぐためには、大気中への二酸化炭素放出を減らし、さらに、大気中から二酸化炭素を取り除くことに取り組む必要があります。

 小学校で習ったかと思いますが、植物は、地球温暖化の原因の1つとされている二酸化炭素(CO)の吸収と固定の機能が備わっています。

 植物は、昼は光合成により大気中から二酸化炭素(CO)を吸収し、酸素(O)と炭素(C)に分解し、酸素(O)を放出します(CO吸収)。一方、昼夜問わず呼吸は常にしているので、大気中から酸素(O)を取り入れ、体内に残っている炭素(C)と吸収した酸素(O)が結合した二酸化炭素(CO)を放出します(CO放出)。

CO2吸収量からCO2放出量を差し引いた量が「CO2固定量」となり、その体内に貯蔵された炭素は有機物(糖類)になり、根、幹、枝葉を構成する物質となります。

ここまでの話だけだと、「木は二酸化炭素を吸収してくれるのだから、伐採したら地球温暖化が促進するんじゃない?」と疑問を持つ方もいると思います。

もちろん、伐採するだけで終わったら、地球温暖化の促進する要因の1つになってしまいます。

そもそも、木は、再生産できる循環型資源です。

鉄鉱石、石油や石炭などのいわゆる地下資源には限りがあり、また、鉄やプラスチックなどの資源は生命力を持たないため、再生産をすることができず、廃棄材と資源との循環の関係になりません。しかし、スギなどの木材は、自己の生命力と太陽エネルギーによって資源そのものの再生産をすることが可能で、「採ったら植える」という基本原則を守れば、人類が持続的に確保できる唯一の資源だといえるでしょう。

そして、木は、伐採されても、炭素は燃やさない限り固定されたままなのです。従って、木造住宅や家具等の木製品が増えるほど、炭素を貯蔵することになります。たとえ、解体材になったとしても、その木材は再利用やリサイクルとして活用でき、燃やすことになってもバイオマスエネルギーとして利用できます。燃やす場合は二酸化炭素を排出しますが、その二酸化炭素は、これまで吸収していた分を燃やすことで大気へ排出するので、炭素の量は増えることも減ることもなく、排出量はプラスマイナスゼロになるのです(この安定した炭素の循環を「カーボンニュートラル」といいます)。

ちなみに、3cm角の木材に貯蔵する二酸化炭素の量は約9リットルです。延床面積136㎡の木造住宅では、約6トンを固定していることになります。

つまり、炭素を減らすことは二酸化炭素を減らすことにつながり、それが地球温暖化防止となるのです。

 

スギを知る

スギと暮らし

 日本にスギが多く繁殖されています。それもそのはず、スギは日本原産なのです。

 これはスギの学名の「Cryptomeria Japonica D.Don」に「日本の」という言葉が入っていることからも日本特有の樹木であることが分かります。

 スギの匂いは柔らかく、微生物の繁殖を制しつつ、人には害がない性質を活用し、古くから家屋の建築材料としてはもちろん、酒樽、味噌樽、桶、おひつ、割り箸など、食生活に関わる素材として利用されてきました。

 木材の組織は、蜂の巣のような構造で、体積の半分以上を水や空気を含んだ空隙(くうげき)で占められています。木材を触ってみると、スギがナラなどに比べて軽く柔らかく感じます。それは、密度が低く、空気が湿る体積が多いからです。また、熱くなく、冷たくなく、穏やかなのがスギの魅力です。

 スギと花粉

 スギと聞くと真っ先に「花粉」を思い浮かべる方もいることでしょう。

 花粉症の方にとって、花粉の要因であるスギを植林し続けているというのはたまらなく嫌と感じる方もいると思います。

 しかし、最近のスギは花粉が飛ばないように品種改良されていて、それを植林しているので、何年か後には花粉のないスギが身の回りに生え続いていることでしょう。

 スギの強度

 皆さんは「ヤング係数」とは何か知っていますか?

 ヤング係数とは、材料の固さを示す指標の1つで、簡単に言うと「ヤング係数が高い=材料が固い」「ヤング係数が低い=材料が柔らかい」ということになります。ヤング係数は木材の固さの指標にも使われます。

 そして、スギはたわみやすく、ヤング係数が低い、とされています。

「つまり『柔らかい=弱い』ってこと?」と心配し、スギを家の土台として使うのは向かない、と思われる人もいるかもしれません。しかし、それはヒノキやクリなどの樹種と比べた時の話で、家づくりにおいて作用する力との相対的な話ではありません。一般的な家の土台に使うことには何ら問題は無いのです。

 家の梁についても、輸入材のベイマツが一般的になっていますが、これもベイマツに比べてスギがたわみやすいという一般的な認識からきているものです。しかし、たわむ量はヤング係数と梁の断面積で決まるので、梁の高さ(梁背)を少し大きく出来れば解決します。また、梁を大きくすると、値段が高くなるのではと気にする方もいるかと思いますが、建物を建築する際の価格というのは、柱の種類や材積量等によって値段が変わるので、安くなる場合もあります。ちなみに、台風の多い南九州地域では土台や梁にもスギが一般的に使用されています。

 スギの力学的性質 

①強度

 木材の強さを測るとき、曲げ試験機等を用いて得たヤング係数に基づいて強度を等級した区分を「機械等級区分」といいます。機械による等級区分では、「圧縮」「引張」「曲げ」「せん断」の4つの強度が測定され、「どれくらいで木材が折れる(割れる)か」をというものを求めます。等級の数値は「E50」から「E150」まであり、下2桁の数字が高いほど、強度があるという意味になります。

上記の結果から分かるとおり、スギは針葉樹の中では最も弱いグループに属しますが、機械等級区分された製品であれば、多くのグレードで「スギは強い」と言えます。

「スギのヤング係数はベイマツと比べて低いのに、何でベイマツよりも強度があるの?」と疑問を持たれるかと思いますが、ゴムをイメージしてみてください。

ゴムは固くはありませんが、伸びやすく、縮めようとしても壊れません。そういった意味では「強い」と言えます。

②縦方向の圧縮性能

 スギの無等級材であっても、柱としての要求性能の4倍程度を満たしています。一般住宅で柱1本に加わる荷重は、大きく見積もっても1000kg程度です。対して、スギの柱は、長さ3m、断面12cm角のスギ無等級材でも4133kgまで耐えられますので構造材として十分な強度をもっています。

 みやざきスギ

 宮崎県は日本有数の林業県で、特にスギの生産量は平成3年から連続して日本一を誇っています。その県産スギは樹脂が多く含んでいるのが特徴の1つです。油分が多く含まれているので、昔は造船用の材として多く利用されてきました。

 また、みやざきスギの芯材(赤身の部分)は、昔からシロアリ被害の防止に有効であることが知られており、家の土台や柱に使われてきました。このみやざきスギのシロアリに強いという特徴について、木材研究者が着目して研究を重ねて心材部にある成分β-eudesmol、sandaracopimarinol、16-phy11ocladanolが殺蟻活性成分であることを突き止めています。

オビスギをホワイトウッド、レッドウッドと並べてシロアリの食害比較実験を行った結果、ホワイトウッド、レッドウッドに比べ、食害度が低く、シロアリに対するオビスギの強さが確認されています。この実験結果から、オビスギの シロアリに対する強さを再認識しました。

また、スギに含まれる油(精油)はアロマテラピーに使われるなど、穏やかで良い香りがします。しかし、シロアリはこの匂いが嫌いで寄りつかないのです。

他にも、ダニにも効果があると言われています。ある集合住宅の床のカーペットを木のフローリングに改装したときの調査で、アレルギーの原因の1つともいわれるダニが減少したという結果が出ました。木材の調湿効果や木材に含まれる成分が有効に働くと同時に、生息に適した隙間がなくなったことが、その理由だと思われます。

 スギと暮らし

 スギのある暮らしは健康の秘訣 

 マウスを使った実験によると、木製のケージで飼ったマウスの方が金属やコンクリート製ケージのマウスより長生きでき、よく成長することが分かりました。また、ある高齢者福祉施設での調査では、木材をたくさん使った施設の方がインフルエンザや怪我、不眠などの発生率が低いという結果が報告されています。

 人に優しい木の空間に暮らすことが健康で長生きできる秘訣なのかもしれません。

 スギはストレスを減らす 

 スギをはじめとする木に含まれる成分には、私たちを落ち着かせる効果があると言われています。これは森林浴の効果のもとと言われているフィトンチッド(フィトンチッドについて詳しくはこちら「なぜ、人は森林浴をしたくなるのか」)を使った実験でも血圧が下がり、脈拍も落ち着く実験結果が出ています。木のある空間はリラックスできる環境であるといえます。

 スギは安全で過ごしやすい環境をつくる 

 スギなどの木材は衝撃を吸収する働きがあり、他の床材よりショックが少なくて済む、優しい素材です。また、空気中の湿度をコントロールし、夏は涼しく、冬は暖かい住環境を提供してくれます。その他、光が目に与える刺激を軽減したり、音をバランス良く吸収するなど、やさしく心地よい環境づくりに最適の素材といえます。

会員・賛助会員一覧

会員一覧

合名

代表者

所在地

日向地区国有林材事業協同組合

田本 和秀

〒883-0001

日向市大字細島埋立地イ号の26
TEL:0982-52-5135  FAX:0982-52-2836

耳川林業事業協同組合

米良 一郎

883-0105

日向市東郷町山陰字長迫1344
TEL
0982-69-2341  FAX0982-69-2808

デクスウッド宮崎事業協同組合

川添 惠造

〒883-0105

日向市東郷町大字山陰己916番4
TEL:0982-50-7031  FAX:0982-50-7032

西都地区製材協同組合

横田 欽一郎

〒881-0003

西都市大字右松1955-3
TEL:0983-43-0290 FAX:0983-42-3142

西都造林素材生産事業協同組合

河野 太

〒881-0012

西都市小野崎1丁目97番地
TEL:0983-42-2526  FAX:0983-42-2526

宮崎中央製材事業協同組合

活動休止中

 

宮崎県木造住宅事業協同組合

𠮷

〒880-0812 

宮崎市高千穂通2丁目1-2
TEL:0985-26-3811  FAX:0985-20-1176

宮崎県産直住宅事業協同組合

活動休止中

 

ランバー宮崎協同組合

久保 国弘

880-2213  

宮崎市高岡町上倉永2515
TEL
0985-82-0331  FAX0985-82-0321

都城地区製材業協同組合

外山 正志

〒885-1103  

都城市上水流町2878
TEL:0986-36-3010  FAX:0986-36-3012

都城地区国産材振興協同組合

堀内 義美

〒889-1912

北諸県郡三股町宮村植木2930-6
TEL:0986-36-0755  FAX:0986-36-0757

都城地区プレカット事業協同組合

木脇 章太郎

〒885-1105

都城市丸谷町4708-1
TEL:0986-36-0755  FAX:0986-36-0757

日南製材事業協同組合

高嶺 清二

〒889-2402

日南市北郷町大字郷之原乙72-1
TEL:0987-55-2251  FAX:0987-55-2255

ウッドエナジー協同組合

吉田 利生

〒889-3215

日南市南郷町榎原甲2091番地
TEL:0987-68-1038  FAX:0987-68-1080

賛助会員一覧

組合名

代表者

所在地

宮崎県木材チップ工業会

山口 秀樹

〒880-0912

宮崎市大字赤江字飛江田945
TEL:0985-51-4122  FAX:0985-51-4124

都城原木市場株式会社

上原 昭一

〒885-0035

都城市立野3833-1
TEL:0986-22-4865  FAX:0986-22-0371

高鍋製材事業協同組合

皆川 雅之

〒884-0005

児湯郡高鍋町大字持田4499-1
TEL:0983-23-1008  FAX:0983-22-1398

南九州木材市場株式会社

久保 泰人

880-2213

宮崎市高岡町上倉永2518
TEL
0985-82-0747  FAX0985-82-0727

西臼杵地区木材協会

戸髙 昌治

〒882-1621

西臼杵郡高千穂町岩戸6332-2

株式会社マルサン内
TEL:0982-74-8228  FAX:0982-74-8019

延岡地区木材協会

永出 明

〒822-086

延岡市平原町5丁目1495-1

日髙勝三郎商店内
TEL:0982-32-6438  FAX:0982-34-6440

高鍋地区木材協会

皆川 雅之

〒884-0005

児湯郡高鍋町大字持田4499-1
TEL:0983-23-1008  FAX:0983-22-1398

西都地区木材協会

横田 欽一郎

〒881-0003

西都市大字右松1955-3
TEL:0983-43-0290  FAX:0983-42-3142

宮崎地区木材協会

川上 宰

〒880-0912

宮崎市大字赤江字飛江田782-2(大浦商店内)
TEL:0985-51-2614  FAX:0985-54-8859

都城地区木材協会

五十嵐 可久

〒885-1103

都城市上水流町2878
TEL:0986-36-3010  FAX:0986-36-3012

西諸地区木材協会

前田 正一

〒889-4302

えびの市大字末永764番地1
TEL:0984-33-5689  FAX:0984-33-5765

日南地区木材協会

福岡 浩一

〒889-2402

日南市北郷町郷之原乙2010番地1

北郷町地域振興センター内
TEL:0987-55-3663  FAX:0987-55-3630

株式会社もくみ

笠田 政輝

〒882-0301

西臼杵郡日之影町七折410-6
TEL:0982-88-1885  FAX:0982-88-1886

ひむかの森林事業協同組合

早樋 温

〒882-0846

延岡市中島町4丁目82番地1
TEL:0982-29-2727  FAX:0982-29-2728

宮崎県北部製材加工協会

中川 和也

〒885-0062

日向市大字日知屋4747番地1

有限会社サンケイ内
TEL
:0982-52-5454  FAX:0982-52-3973

エンジニアウッド宮崎株式会社

五十嵐 可久

〒885-0006

都城市吉尾町758番地1
TEL:0986-38-1500  FAX:0986-38-0465

株式会社コシイプレザービング

神谷 直秀

〒880-0912

宮崎市赤江1244-1
TEL:0985-63-4188  FAX:0985-63-4189

宮崎県木材青壮年会連合会

家村 健太

〒889-0501

延岡市石田町4100-1

有限会社イエムラ内

 TEL:0982-37-5950 FAX::0982-37-9310

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